令和7年4月から水道料金を改定します
2024年07月25日
安心・安全な水道水の安定した供給を継続していくため、斐川宍道水道企業団では令和7年4月1日から出雲市斐川町・島村町及び松江市宍道町の水道料金を改定します。皆さまにはご負担をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
斐川宍道水道企業団
企業長(出雲市長) 飯塚 俊之
副企業長(松江市長) 上定 昭仁
料金改定の内容
平均改定率は13%
現在の水道料金による収入全体が13%増となるよう値上げします。
ただし、利用者の大多数を占める一般家庭への影響を配慮し、口径13mm・20mmの水道メーターを使用されている一般用世帯の平均改定率は10%程度としました。
用途別➡口径別料金へ変更
現在は一般家庭用、営業用などの用途別で料金を設定していますが、費用負担の公平性の観点から、使用する水の量に応じた負担となるよう、水道メーターの口径に応じた料金へ変更します。
新水道料金表(令和7年4月1日から)
※1ヶ月使用:税込
現行料金(令和7年3月31日まで)はこちら
■新料金表による水道料金の計算例
(例)口径13mmで1ヶ月30㎥使用した場合…
【基本料金】0~8㎥まで 1,144円
【従量料金】⑴9~25㎥ 151.8円×17㎥=2,580.6円
⑵26~50㎥ 182.6円× 5㎥ = 913.0円
従量料金 計 3,493円
計 4,637円
※従量料金は、各水量区分の金額を合計したのちに、小数点以下を切り捨てます。
現行料金と新料金の比較シミュレーション
(例1)用途:一般用 口径:13mm・20mm/1ヶ月20㎥使用した場合
現行料金:2,697円(税込) ➡ 新料金:2,965円 265円アップ【9.9%増】
(例2)用途:一般用 口径:13mm・20mm/1ヶ月10㎥使用した場合
現行料金:1,311円(税込) ➡ 新料金:1,447円 136円アップ【10.4%増】
【注】実際は2ヶ月分をまとめて計算・請求します。
新料金の適用時期
令和7年3月31日以前から継続して使用されている場合、4月1日以降初めての検針である5月検針分は現行の料金を適用し、2回目の7月検針分以降から新料金を適用します。
※引っ越し等により4月1日以降に使用開始された場合は、初回の検針分から新料金を適用します。
どうして料金表改定が必要なのか
斐川宍道水道企業団では平成12年度の料金改定以降、20年以上に渡り現在の料金を維持してきましたが、人口の減少による収益の減少や管路の老朽化の進行に伴う支出増加により、経営は今後厳しくなっていくことが予想されています。
このような状況を踏まえ、現在の水道サービスのレベルを維持しつつ、将来世代への負担を軽減し、内部資金を安定確保するため、水道料金を改定することにしました。
水道料金収入の減少
令和 4年度決算:5億9,500万円(税抜) ➡ 令和 5年度決算見込:5億8,700万円(税抜)
約1.3%の収入減 ➡ 今後も減収となっていく見込み
老朽化した水道管の更新
約15%が耐用年数(40年)を経過(令和4年度末) ➡ 10年後には約32%が耐用年数経過
計画的に老朽化した水道管の更新を進めていくことが必要です。
◆老朽化が進んで破損し、漏水した水道管(一例)
企業債の残高の増加
※企業債とは…水道施設整備の費用にあてる借金
水道料金収入に対する企業債残高の割合 650%(令和4年度末) ➡ 類似団体の平均(380%)に比べて高い水準
将来世代へ負担を残さないためにも、今後借入額を制限していく必要があります。
料金改定決定までの経緯
令和5年6月26日:斐川宍道水道企業団飯塚企業長から、料金等審議会に対し水道料金について諮問
令和5年6月~令和6年2月:水道料金のあり方について、料金等審議会において審議(計5回開催)
令和6年3月11日:料金等審議会から飯塚企業長に対し答申
令和6年7月12日:斐川宍道水道企業団議会において料金改定の条例改正案が可決
※料金等審議会の諮問・答申・審議内容については、こちら
住民説明会の開催について
水道料金に改定についての住民説明会を下記のとおり開催します。
日程を問わず、どなたでも参加いただけます。